本日の記事は除湿機のコンプレッサー式とは何か?を家電屋で働く店員の私が解説します。
お悩みさん
この記事は以下の内容でまとめていきます
- コンプレッサー式の特徴
- コンプレッサー式のデメリット
- コンプレッサー式がオススメの人
それでは順番に解説します。
除湿機のコンプレッサー式の特徴
除湿機は大きく分けてコンプレッサーとデシカント式がありますが、コンプレッサー式の特徴は次の3つです。
コンプレッサー式の特徴
- 除湿能力が高いモノが多い
- 電気代が安い
- 室温が上がりにくい
コンプレッサー式は除湿能力が高い
デシカント式と比較すると定格除湿能力が高いモデルが多いです。
もし貴方が広いリビングでしっかり除湿をしたいのであればデシカント式よりもコンプレッサー式の方が優れています。
能力に合わせて水が貯まるタンクが大きいモノが多いのも特徴ですね。
コンプレッサー式は電気代が安い
長時間つけっぱなしで部屋の除湿に使いたい場合はコンプレッサー式が経済的と言えます。
コンプレッサー式とデシカント式の両方を出しているアイリスオーヤマの除湿機で比較しました。
アイリスオーヤマ除湿機 | IJC-H65 | IJD-H20 |
---|---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 | デシカント式 |
定格除湿能力(50/60Hz) | 5.5/6.5L | 2.2L |
消費電力量(50/60Hz) | 162/184W | 300W |
タンク容量 | 約2.5L | 約2.0L |
コンプレッサー式は室温が上がりにくい
デシカント式の除湿機は内部でヒーターを利用しているので室温が上がりやすいです。
その点コンプレッサー式はヒーターを利用しない分、使用しても室温の上昇を抑えます。
コンプレッサー式のデメリット
それではコンプレッサー式を実際に使ったときに感じるデメリットを紹介します。
コンプレッサー式は音が大きい
コンプレッサー式はヒーターを使わないので室温の上昇を抑えますが、コンプレッサーが入っているので振動音が発生します。
もし貴方が寝室で除湿機を使いたいのであれば注意が必要ですね。
コンプレッサー式は本体が大きく重い
コンプレッサー式はデシカント式の除湿機と比べると重量が大きいモノが多いです。
上記で紹介したアイリスオーヤマの除湿機で比較すると、デシカント式は4.4kgに対してコンプレッサー式は9.7kgもあります。
もし貴方が各部屋で1台の除湿機を使いたいのであればコンプレッサー式の除湿機は移動に優れません。
階段の昇り降りではあまりの重さに苦痛を感じます。
コンプレッサー式は冬場は苦手
コンプレッサー式の除湿機の原理を簡単に言うと、空気中の水分を冷やして温度差で除湿するモノです。
夏場でグラスに氷と水を入れると結露しますが、コンプレッサー式の除湿機も同じように湿った空気を冷やして水分を抜き取ります。
寒い場所では温度差があまり無いので除湿できないのです。
コンプレッサー式の除湿機がピッタリのシーン
それではメリットとデメリットを知ったところで、コンプレッサー式の除湿機を最大限に活かすシーンを紹介します。
次のような使い方をしたいのであれば、コンプレッサー式の除湿機は貴方にピッタリのモデルですよ。
梅雨時期の除湿はコンプレッサー式の除湿機で決まり
室温が10℃以上の場所や環境であればコンプレッサー式が最適解です。
貴方が梅雨のカビ対策に除湿機を探しているのであれば、コンプレッサー式を選んでください。
パワフルかつ省エネで経済的なコンプレッサー式が貴方の悩みを解決します。
浴室の湿気取りにはコンプレッサー式の除湿機がピッタリ
浴室を使い終わった後のモワッっとした湿気にはコンプレッサー式がピッタリです。
素早く湿った熱気を改善するので、浴室や浴室に隣接した洗面所のカビ対策にバッチリ使えます。
広いリビングで除湿に使うならコンプレッサー式の除湿機しかない
もし貴方が20畳以上の部屋で除湿に使いたいと考えているのであれば、コンプレッサー式一択となります。
デシカント式は目安として14畳ほどの能力しかないので最近の広いリビングには対応しきれません。
コンプレッサー式の除湿機:まとめ
本日はコンプレッサー式の除湿機について解説しました。
コンプレッサー式は以下のシーンで使いましょう。
コンプレッサー式のオススメ3シーン
- 梅雨時期の部屋干し乾燥
- 浴室のカビ対策
- 広いリビングでの除湿
1つ言いたい事は、雪国でコンプレッサー式はダメ、ゼッタイ。
これだけ注意してもらえれば、コンプレッサー式は貴方の強い味方になります。
正しく使って生活を快適にしましょう。
それではこのへんで。
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